相当めずらしいサービスでしょう。
家族同士で余ったパケット容量を分け合うような、例えば、お父さんの余ったパケット容量をお子さんが動画の視聴等に利用する、というサービスは大手キャリアも含めて今どきよくあるサービスです。
一方で、フリータンクのようにまったく見ず知らずの人たちとパケットを共有しあえるようなサービスは非常に珍しいです。
フリータンクのサービス概要
フリータンクの具体的なサービスの仕組みはこうです。
ある利用者が利用しない予定の余ったパケットをフリータンクに入れ込みます。
その後、別の利用者が、月末に向けパケット容量が不足して、もうちょっとだけパケット容量が欲しいと思ったら、フリータンクから引き出します。
たったこれだけです。簡単ですね。
受賞も受けている
ちなみに本サービス、サービスのコンセプトがうけ、2016年のグッドデザイン賞も受賞しています。
社会の、もしくは、誰かの役に立ちたいと思っている人は意外と多いもので、それを簡単なステップで軽い気持ちで実行できるようになっています。全く顔の見えないネットの中でありながら、今どき現実社会でもなかなか無い、お裾分け的な行為が成立しているのは、「すごい!」の一言です。
気になる利用料金は?
ちなみにパケット容量の入れ込みも引き出しも0円で可能ですので、月末付近になってきて、どうしてもあとちょっとだけパケット容量が欲しい、というときには非常に重宝するサービスとなっています。
フリータンクの具体的な利用方法
パケット容量の入れ込み
いつでも入れ込み可能で、1か月間での入れ込み回数の制限もなく、入れ込み容量の上限もありません。
繰り越し期限の迫っているパケット容量を入れ込んだり、余りまくっているパケット容量を入れたりするケースが多いようです。
フリータンクの利用に関しては、まず、mineoが発行している「eoID」とマイネ王に登録する際に必要となる「マイネ王アカウント」を紐づける必要がありますので、注意しましょう。
実際に入れ込むのは10MB単位となっていて、容量を入れ込むと即日反映されます。パケット容量を入れ込む際には任意でコメントも書き込めるようになっています。
パケット容量の引き出し
こちらは少し制限があります。
引き出しは1か月に2回までとなっており、1か月に引き出せるパケット容量の上限は1000MBまでです。また、引き出せる期間にも制限があり、毎月21日~月末日の前日までのあいだのみ引き出すことができます。なお、それまでの入れ込み容量<引き出し容量となっている場合、その月のパケットの残容量が1000MB以下じゃないと引き出すことができない仕組みになっていますので、利用するときには気を付けてみてください。
コメントの書き込みは必須になっているため、スマートに感謝の気持ちをつづってみてはいかがでしょうか。
まとめ
ご近所付き合い的な助け合いの精神をベースにしたようなフリータンク。利用者の善意に依存しているだけに、モラルを保って利用したいところ。ホントの緊急時には非常に助かることは間違いないため、契約したら、是非ともまず1回利用してみて利用方法をマスターしておくことをお勧めします。