IIJmio に対する評価|契約数による考察

mineoの回線契約者数の伸びはどれほどか?

格安SIMとして競合となる IIJmio に対する実際の利用者の評価はどのようになっているのでしょうか?

mineoで比較検討した のと同様に契約者数の推移を見ていきたいと思います。契約者数の推移を参考とする理由ですが、契約者数の推移を利用すれば、実際の利用ユーザ個々人の個別事情が加味されたミクロな評価は汲み取れないものの、逆にマクロな数字として大きな傾向を把握し、全体感としての評価を捉えるのには、より適していると考えられるからです。

IIJ の契約者数の推移

個人向けのMVNOサービスであるIIJmioのサービス提供に関して、これまでの契約者数の推移をまとめると、以下のような感じになります。

IIJmio の回線数の推移
IIJmio の回線数の推移。縦軸の単位は(万回線)。横軸は3か月ごとにプロット。
出典元:IIJ連結業績説明会資料に記載の数値をもとに筆者が作成

IIJmio 契約者数の推移の傾向

各会計年度の連結業績説明会資料や、IIJのIRのページからダウンロード可能なデータブックを参照して組み合わせたグラフが、上で作成した契約者数の推移のグラフとなります。

推移のグラフから読み取ることができる具体的な傾向としては、以下の点が挙げられます。

2014年度後半~2016年度中盤程度までは四半期ごとにコンスタントに7万回線~10万回線ずつ契約回線数が増加。

直近の4四半期の回線数の増加は微増で、一時期と比較すると増加スピードは鈍化。

特に、グラフ上で最終クォーターとなる2017年度2Qの回線増加数は0.6万件と、ほぼ横ばい状態。

契約者数の伸びと IIJmio に対する評価

格安SIM事業者としての参入時期としては、比較的先発組に位置づけられるIIJmioです。格安SIM事業者の草分け的存在として、格安SIMの黎明期から業界を引っ張ってきている事業者です。格安SIM事業開始以降、右肩上がりで契約者数は増加し、一時期の増加率は前年度比で100%以上の増加率をも誇っていましたが、直近の増加傾向のみに着目すると、息切れ感は否めない印象です。

そもそも100万契約程度の契約者数がすでに存在しているところからしても、それだけ信頼されていることの証しということは言えると思います。ただ、今後微増ながらも増加傾向を維持できるのか、それとも契約者数が減少に転じるのかについては注目していく必要はありそうです。

法人向けサービスへのリソースシフト

ただ、少し視野を広げて法人向けの契約数にまで目を向けるとちょっと印象が変わってきます。下のグラフはIIJの個人向けの回線数だけでなく法人向けの契約数も加味した契約数の推移を表しているグラフです。

IIJの個人と法人の契約数の合計数の推移
IIJの個人と法人の契約数の合計数の推移。
出典元:IIJ 2017/11/7プレスリリース

このグラフを参照すると、先ほどの個人向けのモバイル回線のみのグラフとはずいぶん異なり、直近の4四半期においても順調に回線契約数を増加させていることが見て取れます。2017年9月末には個人向けと法人向けの回線数合計で200万回線を突破しており、順調に契約獲得が進んでいます。

これらの2つのグラフから判断すると、明らかに

個人向けマーケット → 法人向けマーケット

へと事業リソースをシフトしていっていることが想定されます。実際、プレスリリース文中にも、

法人モバイル分野においても、スマートデバイスの活用やIoT関連の普及等もあり、需要が拡大した

とあり、ともすれば薄利多売のレッドオーシャンに陥りがちな個人向け事業の事業ウェイトを低減させようとしている姿が浮かび上がってきているようです。

国内MVNO市場規模推移と IIJ 契約数推移との相対比較

ここまでは、IIJのモバイルサービスの契約者数の推移を直接見てきましたが、ここからは、MVNO市場規模の推移と比較しながら見ることで別の示唆を得られないか確認していきます。

他の事業者も含めた格安SIM事業の回線契約数の推移

まずは、他の事業者も含めた格安SIMの回線契約数の推移を見てみることにしましょう。

国内MVNO市場規模の推移
国内MVNO市場規模の推移。
出典元:MM総研

URL:国内MVNO市場規模の推移(2017年9月末)

図から見ていただければわかるように、国内MVNOの市場規模は毎年順調に右肩上がりで増加している様子が見てとれます。
なお、上図の回線契約数の中には法人向けの契約数も含まれているため、IIJの比較対象としても、本コンテンツの2番目のグラフ上の数値と比較を行います。

IIJ 契約数推移との相対比較

比較方法

次に、契約者数の推移について相対的な比較を行うために、2016年9月~2017年9月の期間に対して、国内MVNO市場規模とIIJの契約数の伸び率を比較してみることにします。
直近の特定期間での契約数の伸び率を比較することで、IIJの契約者数の伸びが、ただ市場規模の伸びに引きずられる格好で伸びていただけなのか、それとも、市場規模の伸びを上回るペースで契約数を獲得できていたのかを見ることができます。

契約数推移の比較結果と IIJ に対する評価

国内MVNOの市場規模

2016年9月 657.5万回線

2017年9月 934.4万回線

伸び率 前年比42.1%増

IIJ の契約数

2016年9月 157.0万回線

2017年9月 203.9万回線

伸び率 前年比29.9%増

伸び率を比較すると、該当期間のIIJの契約数の伸びは、国内MVNO市場規模の伸びを下回っています。もちろん29.9%増という数字は、それ自体は非常に良い数字ではあるのですが、MVNO市場規模の伸びには残念ながら追いついてはいません。ただ、比較の静止点である2016年9月時点のIIJの契約数が既に157万回線も存在しているため、そこから国内MVNOの市場規模の1年間の増加率42.1%と同じ契約数を積み増そうとすると、66.1万回線もの回線契約を獲得する必要が生じます。おそらく、いたずらにシェアだけを追わずに利益率等も加味しつつの結果と思いますが、今後も引き続きこの傾向が継続していくのか注目していく必要はありそうです。

まとめ

中長期のスパンでは契約者数をある程度伸ばしている IIJmio。直近での増加傾向には急ブレーキがかかっているものの、これまでの申込みの結果として相当数の既存契約が存在している事実からすると、一定以上の評価を実際の利用者から得られていると考えても良いのではないでしょうか。

中継器 で改善。弱いWiFiの処方箋

格安SIMをより安く利用するために、自宅でWiFiを有効利用していくことを紹介 しましたが、いざ自宅でWiFiを利用し始めたところ

思ったほど通信スピードが出ない

すぐに電波が途切れる

といった症状が出てしまうことがあります。せっかくWiFiルーターも新たに購入してきて分かりにくい設定も何とかやり切ったのに、「これはいったい何なの?」「何が原因なのかよくわからない」と思ったまま、そのままWiFiの電波状況があまり良くない状態のままで諦めてしまったりはしていませんか?

このコンテンツでは、そういったWiFiの「電波がつながりにくい」・「電波がすぐ途切れる」といった症状に対して有効な解決策となり得る中継器の導入方法について解説していきます。

WiFiルーターからの距離によってWiFiの電波は弱くなる

WiFiの電波は、WiFiルーターからの距離など様々な要因によってどんどん弱くなる特性があります。電波が弱い場所では、Webの閲覧がしにくかったり、YouTubeなどの動画再生がしょっちゅう途切れたりするような症状が出てくることになります。

ここではまず、どういった状況でWiFiの電波が弱くなるのかを説明していきます。

どういった場所でWiFiの電波が弱くなるのか?

WiFiの電波が弱くなる要因の主なものとしては以下のものがあります。

WiFiルーターからの距離

WiFiの電波はルーターからの距離が長くなるにつれて次第に電波が弱くなっていきます。これは物理現象なのでどうしようもないため、自宅が横に長いか縦に長い場合は対策が必要です。

部屋境の壁やドアなど

WiFiの電波は構造物にぶつかると弱くなる性質があります。壁やドアを通り抜けて逆側に電波は届くことは届くのですが、壁やドアを通り抜ける前と比較するとどうしても電波の強度は弱くなってしまいます。ですので、WiFiルーターを設置している場所と、実際にスマートフォンやタブレットを利用する場所の間に壁や床やドアがいくつもある場合は対策が必要です。

上記を考慮すると、ワンルームマンションとかならともかく、マンションや広い家ではWiFiの電波は部屋によってはかなり弱くなっている状況が想定されます。

具体的には例えば以下のようなケースが該当します。

マンション

マンションではWiFiルーターを設置している部屋とは逆側の部屋。例えば、南向きのリビングルームにWiFiルーターを設置しているとすると、逆側の北側の寝室や子供部屋など。

一戸建て

一戸建てで2階建てや3階建ての場合、WiFiルーターを設置していない階。例えば、3階建ての一戸建ての場合で2階部分のリビングルームにWiFiルーターを設置しているとすると、1階部分にある納戸や3階部分の寝室や子供部屋など。

WiFiの電波状況を把握しよう

WiFiの電波状況を改善するにあたって、事前準備として、自宅内のWiFiの電波状況について把握をしておきます。事前に自宅のWiFiの電波状況を把握しておくことで、このあとの電波状況を改善する際に必要となる機器の数などを見立ることができるようになり、無駄な機器を購入してしまったり、必要な数の機器を購入し損なったりということを防止することができます。

WiFiの電波状況とは?

WiFiの電波の強さはdB(”デシベル”と読みます)という単位であらわします。数字が大きいほど、電波の強度が強いことを表しています。

アプリをインストールし電波状況を把握しよう

残念ながら人間の目では直接WiFiの電波の強弱を認識することはできません。ですので、ここではITの力を利用して電波の強度を測定することにします。
具体的には、以下に挙げている無料のアプリを利用して電波の強度を測定していきます。準備できる環境によって、利用できるアプリも異なるため、それぞれの環境によって、使い分けてください。
ただ、スマートフォンをお持ちの場合は、スマートフォンにアプリをインストールしておけば、いろいろな場所に移動しながら電波の強度を測定するのに都合がいいため、お勧めです。(もちろん今どきのPCは軽いのもあるため、そういった軽いPCをお持ちの場合は全然問題ありません!)

Wi-Fiミレル


Wi-Fiミレルのアイコン

利用できる環境・・・iPhone / Android

メーカー・・・I-O DATA DEVICE, INC.

WiFiミレルの電波強度測定画面
WiFiミレルの電波強度計測画面イメージ
WiFi電波強度を0~100の数値で点数化。点数が大きいほど電波状態が良いことを示している。

Wifi Analyzer


WiFi Analyzerのアイコン

利用できる環境・・・Android

メーカー・・・farproc

WiFi Analyzerの電波強度計測画面
Wifi Analyzerの電波強度計測画面。
アプリを立ち上げていれば、スマートフォンを持ちながら移動すると、リアルタイムで電波強度の把握ができる。画面右側の緑色の部分(dBmの数値でいくとマイナスの数字がゼロに近いほう)を針が差していれば十分な電波強度がある。逆に真ん中あたりから左側を針が差していればネット接続が遅いといったことがあるかもしれない。

inSSIDer 3.6.3303.0


inSSIDerのアイコン

利用できる環境・・・PC

メーカー・・・MetaGeek, LLC

inSSIDerのWiFiの電波強度測定画面
inSSIDerのWiFiの電波強度測定画面
自宅のPCでアプリを起動したところ。WiFiの電波状態を表す数多くの測定結果が一目で分かる画面レイアウトとなっている。その中でも、画面左側の一覧表示されている部分で、数多くのWiFiの電波が存在していることが分かる。
画面左側の一覧表示されている部分で、緑色や黄色で線のイメージが記載されている箇所(項目名は「SIGNAL」)が、電波の強度を表している項目。その右の数字(例えば一番上の-45など)がdBm単位での電波強度を表す。PCをこのまま持ち運べば、リアルタイムで電波状態が変化していくため、WiFiの電波状態を測定したい場所で瞬時に電波状態が把握できる。

こちらのinSSIDerですが、アプリのバージョンが最新版だとバージョン4になるのですが、そちらは有償のため、上記は一つ下のバージョン3の画面になっています。ただ、無償のバージョン3はマルウェアがアプリに含まれているような怪しいものも多いようなので、検索サイトで検索後にインストーラーをダウンロードする際には十分注意しながら利用するようにしてください。

念のため、TechSpotというサイトからダウンロード後、ウィルス駆除ソフトでウィルスなどに感染していないことを確認したファイルを置いておきますので、必要に応じてダウンロードするようにしてください。

inSSIDerのダウンロードはこちら

電波状況を改善する方法

自宅の中のWiFiの電波の状況が把握出来たら、いよいよ電波状況を改善していきます。改善方法としては、

いまあるWiFiルーターの設置場所を最適化する方法

中継器を新たに設置する方法

いまあるWiFiルーターが古い機種の場合、最新の機種に買い替える方法

の3種類があります。ここでは、2番目の中継器を新たに設置してWiFiの電波状況を改善する方法について説明していきます。

中継器 を新たに設置してWiFiの電波状況を改善する

中継器を導入するには

購入 → 初期セットアップ → 適切な場所に設置

という手順を踏む必要があります。それぞれについて順を追って解説していきます。

中継器 を購入する

Amazonや楽天などで中継器を検索すると、いろいろな機種・グレードのものが販売されています。どの機種を選ぶかは予算次第のところもあると思いますが、注意すべきポイントがあります。それは、WiFiルーターの性能と比較して同程度かより性能の高い機種を選ぶということです。

具体的には、

通信規格・・・IEEE802.11aとかIEEE802.11gといった規格のこと

通信スピード・・・866Mbpsとか300Mbpsといった速度表示のこと

の2つについて、中継器がWiFiルーターの性能よりも低い性能の機種を選んでしまうと、せっかくのWiFiルーターの性能が生かしきれないことになり非常にもったいないことになってしまいます。

オススメの機種をいくつか挙げておきますので、参考にしてみて下さい。

WEX-1166DHP

メーカー・・・バッファロー

中継器 のイメージ(画像はWEX-1166DHP)
中継器 (WEX-1166DHP)Baffalo

主な特徴

ハイパワータイプで、安定した高速通信が可能

【WiFiルーターとの接続 → 中継器】に利用する周波数 と
【中継器 → スマートフォン】に利用する周波数
を、別々の周波数帯にすることでWiFiでの通信スピードの低下を抑制

高速通信規格の「11ac」にも対応
※スマートフォン側も「11ac」の通信規格に対応している必要有。

可動式のアンテナにより、電波をより強めたい方向を細かく調整が可能

指向性を持った電波の飛ばし方が可能

コンセント直挿し方式と延長コードによる差し方も可能(延長コードを利用するときのために、中継器を固定するトレイが標準で付属します)

コンセント直挿しの場合は、2口あるコンセント口のうち、中継器を挿していない側のコンセントには干渉しない設計

WPSボタンを利用した簡単初期セットアップ

WEX-733D

メーカー・・・バッファロー

中継器(WEX-733D)のイメージ
中継器(WEX-733D)Baffalo

主な特徴

【WiFiルーターとの接続 → 中継器】に利用する周波数 と
【中継器 → スマートフォン】に利用する周波数
を、別々の周波数帯にすることでWiFiでの通信スピードの低下を抑制

高速通信規格の「11ac」にも対応
※スマートフォン側も「11ac」の通信規格に対応している必要有。

コンセント直挿しの場合、2口あるコンセント口のうち、中継器を挿していない側のコンセントには干渉しない設計

WPSボタンを利用した簡単初期セットアップ

RE200

メーカー・・・TP-Link

中継器(RE200)のイメージ
中継器(RE200)TP-Link

主な特徴

【WiFiルーターとの接続 → 中継器】に利用する周波数 と
【中継器 → スマートフォン】に利用する周波数
を、別々の周波数帯にすることでWiFiでの通信スピードの低下を抑制

高速通信規格の「11ac」にも対応
※スマートフォン側も「11ac」の通信規格に対応している必要有。

コンセント直挿しの場合、2口あるコンセント口のうち、中継器を挿していない側のコンセントには干渉しない設計

WPSボタンを利用した簡単初期セットアップ

大手通販サイトで2000円台からの低価格

MZK-EX750NP 忠継大王

メーカー・・・PLANEX

 

中継器(MZK-EX750NP 忠継大王)のイメージ
中継器(MZK-EX750NP 忠継大王)PLANEX

主な特徴

高速通信規格の「11ac」にも対応
※スマートフォン側も「11ac」の通信規格に対応している必要有。

コンセント直挿しの場合、2口あるコンセント口のうち、中継器を挿していない側のコンセントには干渉しない設計

中継器そのものにコンセントの差し込み口が用意されているため、コンセントの差し込み口の数を減らさずに利用が可能(上記写真の犬の顔の目の部分がコンセントの差し込み口となっている)

中継器(MZK-EX750NP)のコンセント挿し込みイメージ
継器(MZK-EX750NP)のコンセント挿し込みイメージ

WPSボタンを利用した簡単初期セットアップ

中継器 の初期セットアップ

最近の中継器はほとんどの機種でWPSボタンを備えているため、初期セットアップはそれほど難しくありません。WPSボタンを利用したセットアップがどうしてもうまくいかない場合には、直接中継器にログインしてセットアップすることもできますので、いざとなったらそちらも試してみてください。

セットアップ手順

STEP1 中継器を、WiFiルーターが設置してある場所の近くのコンセントに差します。

STEP2 中継器のWPSボタンを5秒程度押し続けます。こうすると、中継器のWPSに関するLEDが点滅し始める機種が多いです。

STEP3 WiFiルーターのWPSを5秒程度押し続けます。こうすると、WiFiルーターのWPSに関するLEDが点滅し始める機種が多いです。

STEP4 しばらく待つと、中継器にある、WiFiルーターと接続完了したLEDが点灯します。これで、中継器とWiFiルーターの接続は完了です。

tips!!

仮に、中継器かWiFiルーターのいずれかにWPSボタンが無く、セットアップを終えられない場合は、以下の手順で直接中継器にログインしてセットアップを行ってください。

・中継器をコンセントに挿す。

・しばらく待ったのち、パソコンのインターネットエクスプローラーを起動し、URLを記入する欄に中継器のIPアドレスを指定する。そうして、中継器のログイン画面にアクセスする。(中継器のIPアドレスは、中継器のマニュアルに記載されていますので、それを参照しながら入力します。)

・ログイン画面では、IDとパスワードを入力する必要があるため、中継器のマニュアルを参照しながら入力します。)

・ログインするとWiFiルーターのSSID(識別名)を指定することができる画面が表示されるため、その中から、接続したいSSIDを指定する。(マンションなどの集合住宅では、自宅のWiFiルーター以外にも他の家のWiFiの電波が飛び交っている可能性があります。自宅のWiFiルーターのSSID(識別名)については、WiFiルーター側面か底面に記載されています(SSIDが記されたシールが貼られています)ので、そちらを参照してください。)

・設定内容を保存します。

中継器 をベストな場所に設置する

STEP5 あとは、中継器を、実際に設置したい場所のコンセントに差し替えれば、すべてのセットアップ作業は完了です。(コンセント差し替え後は、特にボタンの操作などは必要ありません。コンセントに差しただけでしばらく待つと、自動的にSTEP4で点灯したLEDが再度点灯し始めます。)

どのコンセントに中継器を挿すかについては、事前に調査しておいたWiFiの電波状況に従って挿していきましょう。

事前に調査できていない場合は、中継器自体でもLEDの表示(電波状況の強弱によって、LEDの点灯数が変化したり、LEDの点灯状況が変化したりします)でWiFiの電波状況が分かるようになっています。それを参考に設置しても良いでしょう。
(中継器のLED表示でWiFiの電波強度を確認するためには、中継器に通電する必要がありますので、WiFiの電波強度を測定したいそれぞれの場所で都度コンセントに中継器を挿す必要があります)

LED表示例

LEDの点灯数で表現されている場合

電波状況    弱  →   中  →  強
点灯数    1つ点灯 → 2つ点灯 → 3つ点灯

LEDの点灯状況で表現されている場合

電波状況    弱  →   中  →  強
点灯状況   消灯  →  点滅  → 常時点灯

まとめ

WiFiルーターを利用すると、自宅での通信状態を安定させ、またキャリヤや格安SIMで毎月カウントされるデータ利用量を大きく減少させることができるようになります。
ただ、WiFiルーター単体では電波の届く範囲には限度があるため、自宅が広い場合にはWiFiの電波状態にムラが生じてしまいます。
本コンテンツでは、そんなムラが生じた電波状態を改善する手法の一つとして中継器を利用しての方法を解説してきました。

自宅での快適なWiFi利用に向けて少しでもお役に立てれば幸いです。

格安SIMの解約方法 をまとめてみた!

格安SIMをMNPを利用して解約しようか迷っている女性

今回はmineoの解約方法を具体例にして、格安SIMの解約方法 についてまとめていきます。期待して格安SIMに乗り換えてみたものの、例えば以下のような理由により解約することを考えることもあるでしょう。

サービス内容が当初期待していたほどではなかった

いまいち毎月の利用料金が下がらなかった

通信スピードが想像以上に遅く、普段利用しているサービスの利用時にストレスが溜まる

他の会社のサービスがより良く見えてきた

大手キャリアが最近やり始めた低料金プランに再度乗り換えてみたい

他の格安SIM事業者のほうが自分には合っているようだ

格安SIMの解約方法 を見ていきましょう

上記の利用はほんの一例で実際の理由は様々だと思いますが、残念ながらmineoを解約する必要があるかたにとって、有益になれば幸いです。

 

現在契約しているタイプにより解約手続きの流れは微妙に異なる

解約すると一口に言っても、現在契約しているタイプ(シングルタイプかデュアルタイプ)によって、手続きの流れが微妙に異なります。迷うこともあると思いますので、それぞれのパターンごとに解約する手続きについて細かく見ていきたいと思います。

データ通信のみ利用している場合(シングルタイプの場合)

実際の手続き

mineoとの契約を解約してしまえば、それで手続きは完了します。

実際にはマイページにログインしてから解約の手続きを行うことになります。

mineoのマイページのログイン画面
mineoのマイページのログイン画面

URL:mineoのマイページ

音声通話も利用していて他社にMNPで乗り換える場合(デュアルタイプの場合)

実際の手続き

MNPを利用して他社に乗り換える場合はいくつか手順が必要です。

手順1 mineoでMNPの予約番号の取得

mineoでMNPの予約番号を取得します。予約番号の取得自体はマイページから手続きを行います。MNPの予約番号自体はその後の手続きで必要となりますので、忘れないようにメモを取るようにしましょう。

手順2 乗り換え先の会社で契約手続き

乗り換え先の会社で、MNPを利用しての新規契約の手続きを行います。その際、手順1で取得したMNPの予約番号が必要となりますので、すぐに取り出せるようにあらかじめ準備をしておきます。

乗り換え先の会社の手続きが進み、実際に契約できるところまで来たら、mineoの契約は自動的に解約されることになります。そのあたりの解約処理は会社間でやり取りを行ってくれるため、わざわざ自分でmineoに対して解約の手続きを行う必要はありません。

tips!!

手順1でMNPの予約番号を取得後、そのまま他社への乗り換え手続きを行わなくてもペナルティ等はありません。

MNPの予約番号には15日間という予約期限がありますが、そのまま手続きを行わないと、そのまま失効してしまいます。

MNPの予約番号だけ取得して、やっぱり他社に乗り換えないことに決めた場合などは、そのまま予約番号が失効するのを待つようにしましょう。

逆に、他社に乗り換えるつもりであるのにもかかわらず、MNPの予約番号を取得して15日以上経過してしまった場合は、MNPの予約番号は失効してしまっていますので、再度MNPの予約番号を取得するところから手続きをやり直す必要があります。

音声通話も利用しているが他社には乗り換えずにそのまま解約する場合(デュアルタイプの場合)

実際の解約手続き

この場合は、データ通信のみを利用している場合と同じ手順です。

mineoに対して、解約の手続きを行えば、それで手続きは完了となります。

 

解約に伴う注意点

解約を行うための手順は上記で見てきたとおりですが、解約に伴っていくつか注意しておきたいことがあります。ここでは、それら解約に伴う注意点についてまとめていきます。

利用面に関して

データ通信容量がどれだけ余っていようとも利用不可となる

例え月間10GBのデータ通信が利用可能な容量を契約していようとも、解約をしてしまうと、そのタイミングからデータ通信ができなくなってしまいます。仮に大容量タイプを契約していて解約し、その時点で多くのデータ容量が余っていたとすると、かなりもったいないことになります。

そういったことにならないようにするために、目一杯データ容量を使い切ってから解約するようにするか、そもそも前月時点でデータ容量を低容量タイプに変更しておくことで、データ容量を無駄にすることなく解約することができます。

格安SIM で提供されていたメールアドレスは利用不可になる

多くの格安SIM事業者で、契約したタイミングでメールアドレスが払い出されていると思います。実際にどれほどのひとがそのメールアドレスを利用しているかは微妙ですが、解約と同時にそのメールアドレスは利用できなくなってしまいます。そのメールアドレスを利用して友人や家族とかと連絡を取り合っている場合は、忘れずに、連絡先を変更したことを連絡するようにしましょう。

ポイントとかを無駄にしていないか?

全てではありませんが格安SIM事業者によっては利用金額に応じてポイントを付与してくれる会社もあります。ポイントを利用することで、利用料金から割引をしたり、商品に交換したりすることが可能です。ただ、このポイントも解約すると利用できなくなりますので、解約する前に無駄なく使い切ってしまうようにしましょう。

料金面に関して

違約金や解約手数料の請求

解約時、多くのケースで違約金や解約手数料といった料金を請求されることになります。

mineoの場合、MNPを利用して他社に乗り換える場合、利用開始月から経過した月数によって、以下のいずれかのMNP転出手数料を請求されることになります。

12420円 ・・・ 利用開始月の翌月からカウントして12か月以内の場合

2160円 ・・・ 上記期間を超えた場合

mineoでMNPを利用して転出する場合の手数料
mineoでMNPを利用して転出する場合の手数料

料金の最終計算日には注意(月末いっぱいまで請求される会社もあるし、日割りしてくれる会社もある)

月の途中で解約を申し込む場合、料金請求は月末いっぱいまで満額を請求される会社もあるため注意が必要です。

mineoの場合、解約の申込が完了した日時点までの請求となりますので、月の途中で解約する場合は、その時点までの料金で日割りとなります。

日割り計算の例)
月額料金:900円
月の日数が30日の場合で、17日に解約の申込が完了した場合

最終月の請求・・・900円 × 17日/30日 =510円

家族契約している場合は、割引が効かなくなるようなケースもあるので注意

家族でまとめて複数の契約をしている場合は、家族割が無効となるようなケースもあります。解約翌月からの請求金額が変更となるケースもありますので、実際に解約を行う前によく確認するようにしましょう。

 

まとめ

もともと契約している契約タイプとMNPを利用するかしないかで、手続きの手順が大きく異なります。また、MNPを利用して他社に乗り換える場合は手数料も大きく請求されることがありますので、事前に自分の契約タイプと利用開始してからの期間を調べておくことが大事です。

万が一、事前に調べることができずに、解約手続きの途中で手数料がかかってしまうことが分かった場合は、よく考えてそのまま手続きを進めるのかどうかを決めるようにしましょう。

WiFi環境 を自宅で整えより良く格安SIMを利用しよう

WiFiを利用して快適なスマートフォンライフを送りましょう

どこかの格安SIM事業者と契約し実際に利用し始めると、大手キャリアと契約していた時と比較すると、毎月の利用料金が下がったと実感することは比較的多いでしょう。

ただ、例えばYouTubeやNETFLIXなどでアニメや映画の動画を多く見ているような読者の方からすると、月末あたりでデータ容量が足りなくなってYouTubeなどの動画が見られなくなったり、割高な追加データ容量を急きょ申し込んだ経験のある方もきっと多いハズ。

そういった月末に急きょデータ容量を追加するリスクを回避するために、ギリギリのデータ容量ではなくある程度の余裕をもって毎月のデータ容量のプランを契約しているのではないでしょうか。

結果として、利用月によっては、それほど動画を見ることがなくデータ容量を大きく余らせてしまい、本来、より下げることができる可能性のある月額料金についてはある程度のレベルであきらめている可能性があります。

今回は、自宅でWiFiを積極的に利用することで、データ利用量を節約し、月額料金をさらに下げることをご紹介します。

自宅で WiFi環境 を積極的に利用することのメリット

それでは、WiFi環境を積極的に活用することのメリットにはどういったものがあるのでしょうか?大きく2点ありますので、まずはその点について解説します。

契約中プランのデータ消費をセーブできる

先ほども書きましたが、WiFiを活用してデータ通信を行うことで、格安SIMでの契約中プランのデータ容量を消費することなくデータ通信を行うことが可能となり、Webサイトの閲覧や動画の視聴などを行うことができるようになります。

動画などのデータ通信量の大きいコンテンツを普段どこで利用しているかによりますが、仮に自宅での利用がメインだとすると、上記のようにWiFiを利用することにより、データ容量の消費を抑えることができ、より低容量のプランで事足りるようになり、結果的によりお得に格安SIMを満喫できるようになるでしょう。

安定した通信環境

自宅でWiFiを利用してスマートフォンをネットに接続するためには、電話回線や光回線といった固定通信回線などを利用したインターネット接続環境がそもそも必要となります。

都市部などキャリアの電波状況が安定している場所では困ることは無いと思いますが、山間部などでキャリアの電波の入りが悪いような地域の場合、別でインターネット接続さえ可能であれば、そこからWiFi環境を整えることで、安定した無線通信環境を構築することが可能になります。
結果的に、自宅での格安SIM利用環境を大きく改善することできます。

WiFi環境 を利用するために必要な事前準備

次に、WiFi環境を整備するために必要な事前準備について説明してきます。

固定通信網などを利用したインターネット回線が必要

格安SIMの通信網とは別にインターネットに接続できる環境が必要です。具体的には、例えば以下のようなインターネット接続契約のことです。

ADSL ・・・電話回線を利用したインターネット接続

通信スピードは光回線には敵わないものの、電話回線さえあればインターネット接続可能な点が大きな魅力。

また価格面でも、光回線を利用したインターネット接続よりも圧倒的に低コストなのも◎

ただ、かつて有力なサービス提供事業者であったNTT東西は2016年6月に新規受付を停止しており、既存契約者についても2023年1月31日にサービス終了のニュースリリースが出ています。

そのため、今でも唯一新規申込の受付を行っているソフトバンクもいつサービス提供を終了するか分からない状況の為、そんな状況を理解したうえで利用しましょう。

ちなみに、ソフトバンクでのADSLサービス申込のURLは以下になります。参考にしてみて下さい。

SoftBankのADSL申込サイト
SoftBankのADSL申込サイト。いつまで新規申込を受け付けているか、サービスを継続して提供していくかについては注意が必要。

URL:ソフトバンクのADSL申込サイト

〇〇光 ・・・光回線もしくは電話回線を利用したインターネット接続 ex:ドコモ光など

今から新規契約するとなると基本的にはこのタイプの契約が主流。

自宅内まで光回線を利用して接続するFTTH方式と、自宅近くまでは光回線を利用して自宅内では電話回線を利用するVDSL方式の2種類のタイプが存在。

最高のスピードを求めるならば光回線を利用したFTTH方式がベター。

どちらの方式であったとしても圧倒的なスピードと安定性が売り。その分、価格的にはADSLよりはお高めの設定。

例えばドコモ光ならば以下のような感じです。ご参考までに。

ドコモ光の申込サイト
ドコモ光の申込サイト

URL:ドコモ光の申込サイト

WIMAX ・・・無線を利用したインターネット接続

大手キャリアとは別系統の固有の無線設備を利用してインターネット接続を提供。

自宅内でも外出先でも同じようにWIMAXの通信網に接続してインターネットを利用できる点が魅力。

ただ、留意点として、スマートフォンやパソコンとは別に、WIMAXの通信網に接続するためのルーターを常に持ち歩かなければいけない点と、WIMAXの通信エリアに自宅などメインで利用する場所が含まれているかどうかについては要注意。

月々3000円台から利用可能な料金設定のため、コストパフォーマンス的にはもっともオススメか。

UQ WiMAXの申込サイト
UQ WiMAXの申込サイト

URL:UQ WiMAXの申込サイト

WiFi機器が必要

自宅でWiFi環境を整備するのに必要となる装置がWiFiルーターです。インターネット接続のプロバイダーから提供されている機器をお持ちの場合は、それとは別の装置になります。

価格は数千円台から

Amazonや家電量販店などで販売されており、数千円台から入手可能です。ただ、WiFiで通信するスピードを高速化したものや、WiFiの電波に指向性を持たせ通信の安定性を向上させたものなど高機能な機種も存在します。それらの高機能なWiFiルーターは数万円するものもあり、用途に応じて購入機器を選ぶようにします。

セッティング方法

通常パソコンに差しているLAN回線をWiFiルータに接続し電源を入れてしまえば基本的にはセッティング作業は終わりです。例えば、これ以外にも非常に多くの機能を備えていますので、必要に応じて各種設定を実施していきましょう。

tips!!

WiFiルータにLAN回線を接続し電源を入れた状態にし、しばらく待つと通信可能な状態となります。WiFiルータの各種設定をWiFiを利用して遠隔から操作したい場合は、パソコンのブラウザのURLを入力する欄に以下ようなのURLを入力することで、WiFiルータにアクセスすることが可能になります。

http://192.168.0.1/ や http://192.168.11.1/ など

アクセスするとWiFiルータのログイン画面が表示されて、IDとパスワードの入力を要求されます。
ID・・・”root” や ”admin”
パスワード・・・空欄 や ”password”
で初期設定されているケースがあると思いますので、必要に応じて修正しましょう。(変更した場合はくれぐれもお忘れなく)

最後にスマートフォン側の設定が必要

ここまで環境が整えば最後はいよいよスマートフォン側の設定になります。

SSID(WiFiルータの識別名称)を選択

誤って知らない機器に接続することを防止することを目的に、WiFiルータには機器を識別する名称が付けられています。この名称のことをSSIDと呼んだりします。

スマートフォンの設定のアプリからWiFi接続をONにすると、現状接続可能なSSIDの一覧が表示されるはずです。自分が持っている機器のSSIDは、WiFiルータの機器自体の外側の端あたりにシールで張っていますので、そのシールに記載されているSSIDをスマートフォンの一覧から選択するようにします。ルータの種類によっては、ルータの側面ではなく底面(台座)にシールが貼りつけられているタイプもありますので、側面に張り付けられていない場合は、底面も確認してみてください。

WiFiルーターの側面にSSIDとKEYが記載されているイメージ
この機種の場合はWiFiルーターの側面の右下箇所に2つのSSIDとKEYが記載されているシールが貼ってあります。ここに記載されているSSIDとKEYの値を利用して、WiFiの設定を進めていきます。

機器によっては、2種類以上のSSIDが記載されていることもあると思います。これはWiFiの通信方式の違いによってIDを分けていることに起因します。具体的には、WiFi通信を行う際の周波数などの違いによって分かれているのですが、ここでは細かい内容については割愛いたします。仮に2つ以上のSSIDが記載されている場合には、どちらでも結構ですので、選択してください。

WEPキー(パスワード)を入力

SSIDを一覧から選択すると、今度はパスワードを入力するように促されると思います。パスワードは先ほどのSSIDが記載されていたシールの下側にWEPキーKEYといった名称で記載されているハズです。それなりに長めの大文字小文字の英数字の入り混じったランダムな文字列が記載されていると思いますので、間違えないように、スマートフォンの入力欄に打ち込んでいきましょう。

パスワードを打ち込み終わってOKボタンをタップして少し待つと、スマートフォンのフロント画面上部の通知領域にWiFiに接続したことを示すマークが表示されます。

これでWiFiを利用して通信ができる環境が整いました!お疲れさまでした。

細かい話をすると、途中で出てきましたSSIDの違いやWiFiルータの配置場所など、更に快適にWiFiを利用するためのポイントもいくつかありますので、別のコンテンツとして再度まとめていきたいと思います。