mineoに対する評価 |契約数と解約率による考察

実際の利用者による mineoに対する評価 はどのようになっているのでしょうか?

それを端的に表しているデータとして利用できるものに、契約者数の推移解約率があります。それらのデータは、利用者個々人の顔が具体的に見えるデータでは無いもの、マクロでmineoに対する評価の総論になっているハズ。

ひとまとめにして集計している特性上、個々人の好みや各種の特殊事情を反映できない分、mineoに対する世間の評価(大袈裟?)とも言えるハズです。それでは、それぞれ見てみましょう。

mineoの契約者数の推移

mineoのサービス提供に関して、これまでの主なトピックと契約者数の推移を簡単にまとめると、以下のような感じになります。

これまでの主な出来事と契約者数の推移

2014年 auの電波を利用したサービスの開始

2015年 ドコモの電波を利用したサービスの開始

2015年12月 17万契約

2017年1月 50万突破

2017年7月 70万突破

mineoに対する評価 とも言えるmineoの契約者数の推移(緑のライン)※オレンジのラインはマイネ王メンバ数の推移
mineoの契約者数の推移(緑のライン)※オレンジのラインはマイネ王メンバ数の推移。
出典元:マイネ王スタッフブログ

※ちなみに、2017年7月の70万契約の内訳としては、Aプラン・・・40万 Dプラン・・・30万となっています。

そして、mineoによると

2018年3月 100万突破

を目指しているようです。

最近の契約者の傾向

なお、最近の契約者の特徴的な傾向としては、

女性 ・・・ 4割に迫る勢い

若い年代 ・・・ 20代男性の比率が伸びてきている

という点で傾向があるようです。

契約者数の伸びと mineoに対する評価

格安SIM事業者としての参入時期としては、比較的後発組に位置づけられるmineoです。それでも、サービスを開始してから3年余りしか経っていないのにもかかわらず、いまいまの実績としてすでに70万契約を突破。年々、右肩上がりに順調に契約者数を伸ばしてきています。

これだけ契約者数が伸びているということは、それだけ信頼されて新しく契約し始めているユーザがいるということを表しています。

ここまで、mineoの契約者数が絶対値として伸びていっていることを見てきましたが、次に、他の事業者も含めた格安SIM事業全体の伸びと比較してmineoの契約者数の相対的な伸びはどの程度のものなのか、見ていくことにします。

国内MVNO市場規模推移とmineo契約数推移との相対比較

他の事業者も含めた格安SIM事業の回線契約数の推移

まずは、他の事業者も含めた格安SIMの回線契約数の推移を見てみることにしましょう。

国内MVNO市場規模の推移
国内MVNO市場規模の推移。
出典元:MM総研

URL:国内MVNO市場規模の推移(2017年9月末)

図から見ていただければわかるように、国内MVNOの市場規模は毎年順調に右肩上がりで増加している様子が見てとれます。
ただ、上図の回線契約数の中には法人向けの契約数も含まれているため、個人向けの回線数だけにはなっていない点はご容赦ください。

mineo契約数推移との相対比較

比較方法

次に、契約者数の推移について相対的な比較を行うために、2016年9月~2017年9月の期間に対して、国内MVNO市場規模とmineoの契約数の伸び率を比較してみることにします。
直近の特定期間での契約数の伸び率を比較することで、mineoの契約者数の伸びが、ただ市場規模の伸びに引きずられる格好で伸びていただけなのか、それとも、市場規模の伸びを上回るペースで契約数を獲得できていたのかを見ることができます。

契約数推移の比較結果と mineoに対する評価

国内MVNOの市場規模

2016年9月 657.5万回線

2017年9月 934.4万回線

伸び率 前年比42.1%増

mineoの契約数

2016年9月 約38万回線

2017年9月 約77万回線

伸び率 前年比102.6%増

伸び率を比較すると、該当期間の国内MVNO市場規模の伸びを大きく上回り、2倍以上の伸び率でmineoの契約数が増加していっていることが分かります。
これだけ契約数の伸び率に開きがあることから見てみても、mineoが契約者から一定の評価を得ていると考えることもできるのではないでしょうか。

mineoの解約率

では、次にmineoの解約率を見て行ってみましょう。

2017年1月~3月 ・・・ 1.2%

結論的には、解約率としては非常に低い数字となっています。

いくら契約者数が伸びてきていると言っても、新規の契約も大量にされる一方で、解約も大量にされ、結果的に契約者数だけは伸びていっているように見えるケースもあります。そのように大量の解約が発生してしまう原因としては、一見よさそうに見えて契約してみたものの、実際に利用してみたら、最初思っていたような利用感が得られなかった、といったようなミスマッチによって引き起こされます。

一方で、mineoの解約率が低いということは、それだけ、最初に思っていたどおり、もしくは、最初に思っていた以上に利用感が良かったということの表れではないでしょうか

もちろん、個々の利用者単位でみると、「あれ??」って思うようなケースあるとは思うのですが、、、

まとめ

契約者数も順調に伸ばしており、一方で、解約率も低いmineo。一定以上の評価を実際の利用者から得られていると考えても良いのではないでしょうか。

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